特殊清掃の作業内容

最も過酷な変死の事件事故現場を例に手順を説明させていただきます。
施行後のクレームゼロの実績!
同じ除菌剤を用いても弊社の施工方法に違いがあります(特殊作業)

作業手順

現地、現場調査

現場確認、周辺状況確認、経過日数、遺品の搬出の有無他を聞き取り後、お見積り致します(基本有料)

※ 現地現場確認と見積りは必須です。

現場に入るには、化学防護服(抗ウィルスタイプ)・抗ウィルスマスク・医療ゴーグル・グローブ・キャップ・ブーツカバーが必要となります。
さらにマスクの装着具合を確認するフィットテスターも使用致します。

※ 医療ゴーグル以外は全て使い捨てとなります。

基本、ご遺族様の立合いが必要です。
ご了承いただいてからの本作業となります。
(作業契約書作成、押印)

安全保護用具
マスク
N95マスク

※ マスクのN95はNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が認定した粒子捕集効率が95%以上の呼吸用保護具を意味します。

住友3Mの抗ウィルス品を使用致しております。

マスク装着の際にはサッカリン溶液を使ったフィットテストを実施。

※ 写真転載不可。住友3Mの許可を頂き掲載しております。

住友3M  商品詳細はこちらでご確認下さい。

住友3M  N95マスク装着方法 youtube。

塩素剤噴霧、噴霧後の注意

塩素系の消毒剤は、気管、肺を痛める場合がありますので噴霧作業中防毒マスクの着装が必要になります。
この防毒マスクの吸収缶にはN95の結核菌を通さないフィルターも装着されています。

防毒マスク
防毒マスク
作業前の確認

消毒剤の選択

浮遊する菌を除菌できる消毒剤であること。オゾンのように残留臭が強くあるものはこのような現場には向かないと考えております。

微粒子噴霧に適した消毒剤と直接塗布に適した消毒剤を使い分けます。
さらにふき取り消毒剤も病院手術室で血液、体液をふき取る専用消毒剤を使います。

消毒・家財道具搬出

作業工程

最大限の効果を発揮する消毒方法を選択致します

工程1 消毒作業

空中微粒子噴霧で室内の浮遊する菌の消毒作業を行います。

汚染箇所への直接塗布剤散布・除去作業/専用消毒剤によるふき取り。

家財道具の分別作業・箱詰め作業。

初期段階の消毒作業は消毒作業者、家財道具分別作業者、搬出作業者の安全確保のために行うものです。

血液体液の漏出があり暴露の危険がある場合は消毒日数を3、4日延長することになります。

次の工程、家財道具撤去に入るには消毒作業により腐乱腐敗臭が収まりはじめたことを確認してからになります。

※ 状況により消毒前に害虫駆除(ウジ、ハエ)作業が発生致します。


工程2 家財道具撤去

消毒剤の噴霧後に家財道具搬出作業。 搬出後、清掃、汚染箇所のふき取り消毒

※ 状況により 床材撤去・畳撤去・壁材、クロスはがし等

※ ご遺体が一ヶ月近く経って発見された場合などはほとんどが床下にまで血液・体液が流れ込んでいます。

※ 清掃 ここでは家財道具撤去後の室内にある綿埃(ワタボコリ)を徹底的に集塵します。
埃(ホコリ)に多く細菌・ウィルスが付着しているのです。

特殊清掃の現場だけでなくてもホコリを吸うことは一般家庭でも注意が必要です。

薫蒸消毒(浸透放置)

※ 消毒除菌剤散布前に、より一層の効果を高めるための特殊作業があります。


工程3 消毒作業

排水口、換気口、天井裏、床下への消毒剤散布及びふき取り消毒。
アパートなどの集合住宅の場合、上下左右の近隣のお宅の排水口に消毒剤を投入することもある。

薫蒸消毒(1,2日間浸透放置)を3セットほど繰り返す。

※ 消毒除菌剤散布前に、より一層の効果を高めるための特殊作業があります。


工程4 消毒状況確認

工程3の終了から4日ほど空けることで雑菌の繁殖具合(腐乱腐敗臭)を確認するが、ここでの臭気測定でこの後の作業が決定されます。

問題あれば再度、薫蒸消毒(翌日まで浸透放置)を2、3セットほど繰り返し、問題なければ消臭作業へ。

消臭剤の微粒子噴霧後、翌日は浸透放置として丸一日を空ける。

消臭作業

消臭剤の選択

経験からより効果的な消臭剤を使い分けます

北海道は冬の問題があります。「酵素だ」「バイオ」だとか宣伝、謳い文句は素晴らしいのですが、気温が零下にもなる北海道の冬には全くその効果を発揮しないものがあります。
かと言ってそれらも春、夏、秋ならば全く問題ありません。選択と使い方なのです。私たちは経験の中で状況に応じて使い分けております。

消臭作業

空中微粒子噴霧を2回(1h間隔)

薫蒸噴霧1回

冬期間は包接・付加反応・中和反応により悪臭分子を無害化する方式を選択します。

持続性消臭剤

固形のものと液状タイプを季節(気温)により使い分けて設置

リフォーム

室内乾燥後にリフォーム

全工程終了

問題点

残念ながら消毒・消臭剤で100%のものはありません。

弊社で使用する消毒剤よりも強力なものもありますが何事も過ぎると問題があります。極端な言い方をするなら人の住めない環境にしてしまっては全く意味がありません。

消臭剤に至っては即効性のあるものもありませんし、消せない匂いもたくさんあります。万能ではないのです。
匂いは人によって感じ方も違いますし、人の感情が感覚を狂わせてしまうほどに厄介なのです。

消えていてもまだ匂うような錯覚・・・
全く違う場所で同じ臭いを感じてしまう・・・
神経の昂ぶりでしょうか五感が研ぎ澄まされ過剰反応してしまう・・・感覚

施工期間

私達の抗ウィルス保護防具を見て分かるように劣悪な環境での作業であることが分かると思います。 一日、二日で済むような作業ならばここまでの装備は必要ありません。

目に見える部分ではないのですがウィルス・細菌を抑えこむには一ヶ月ほどの間に作業(消毒と消臭)と浸透放置、確認作業を繰り返すことが必要となります。

そこまでしなければ最終的な目的である臭いの除去にまで達成しません。 中途半端な消毒作業では再び雑菌が増殖して臭いが立ち上ってきます。

臭いが消毒、衛生上の原状回復の目安でもあるのです。

まとめ

私達の特殊清掃はハウスメーカーさんのような磨き上げる清掃ではありませんので誤解なきようお願い致します。

さらにカビの除去・防カビ作業はは弊社の業務外となります。

消毒・消臭作業において私達は経験から最も優れた方法を選択し現在に至っております。

今までに消毒・消臭作業後の苦情は一件もありません。


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