特殊清掃 北海道

状況に応じた消毒剤の選定と正しい作業方法で衛生上の原状回復、二次感染防止に努めます。

TEL : 0800-800-5940
道内専用フリーコール、平日17:00まで

TEL : 080-2865-5813
他地域及び土日曜祭日、平日17:00以降

メールフォーム  > > メールロゴ

消毒剤とその使用法について

facebook   instagram   twitter   Line   Pinterest   blogger

近頃はネットで簡単に情報を得て簡単に購入できますので本来は業者が使用するものまで一般の方が入手できてしまいます。

その反面、危うさもあります。メーカーの謳い文句、ネットの情報だけが知識となります。裏付けが無いのです。盲信はいけません。

消毒の目的 - 業者としての感染制御、感染対策


私たち消毒業者は依頼を受けた建物などの消毒を行います。その現場範囲内での感染経路の把握に努め感染制御(防止 preventionと非広大control)を行うことが仕事です。広範囲な市井感染を考えるものではありません。

感染源 - 消毒

原因微生物を抑え、感染症を引き起こすだけのウィルス、菌量の発生を抑止すること。
人が仕事や生活する空間では完全な除去である滅菌はできません。
私たち業者が行うのは危険度を低減する消毒です。

感染経路の遮断

各階の部屋を繋ぐ共通構造(配管など)からの環境汚染の確認。
土壌の無生物(液体、気体、鉱物、有機物)に注意。

感受性宿主

現場の状態と使用者の年齢などを把握をし、薬剤の影響を考慮、作業方法を決定。
器官、肺に問題がある人の住居で揮発性の薬剤は禁止しなければならない。

感染症現場、入室制限のなされた部屋の注意点

対物処置として特に水道蛇口の洗浄、消毒は必須です。 四類感染症であれば動物への処置も考慮。

弊社の技術・強み・知見

column   調査・測定・検査
私たちは現地調査において複数階で感染症が発生している場合は、真っ先に空気感染を疑います。
その他には環境汚染が感染経路となり拡大させたと考えます。
例えば配管の漏れ、逆流による汚染はどうでしょうか。空調設備の問題は。害虫や小動物の問題としてゴキブリ、ネズミなどの徘徊も候補になります。
そこまで調査から答えを導かないと作業者自身の安全を確保できませんし、いい加減な消毒作業になってしまいます。 防護服からマスクまで全て違ってくるのです。洗浄剤、消毒剤、作業の方法すら違うのです。それが弊社の防疫施行士の仕事です。

私たちが使う消毒薬の分類


私たちが使う消毒薬は、「中等度、低度」に分類されるものです。医療現場ではありませんので「高度」に分類されるものは使いません。

「中等度」には次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール、クレゾール石鹸などがあります。

「低度」には、四級アンモニウム塩、両性界面活性剤など。

医療現場で使われる「高度」品のグルタラール、フタラールなどは、殺菌範囲も広いのですが危険性、環境上の問題から医療器具の消毒以外では使えるものではありません。

消毒剤によっては芽胞菌、真菌、ノンエンベロープウィルスには効果が有るもの無いものがあります。消毒剤であれば良いわけでは有りません。

正しい知識で使い分けること、消毒剤に頼り切らないことが必要です。

私たちが消毒剤に対して注意していることとは

消毒剤の効果を最大限引き出すためには、化学反応を円滑に進めることが必要です。
有機物,界面活性剤、消毒薬同士の混合は行わない(エタノールは例外)
血液などの付着は洗浄除去してから消毒しなければ効果が減弱されます。

有機物により殺菌力が減弱されやすい消毒剤として
次亜塩素酸ナトリウム,ヨードチンキ,ベンザルコニウム塩化物,オキシドールなどがあります。

有機物の影響を受けにくく殺菌力が減弱されにくい消毒剤として
グルタラール,過酢酸,フタラール,フェノール,クレゾール石ケン液があります。

繊維に触れると影響を受けるもの
ベンザルコニウム塩化物,ベンゼトニウム塩化物,アクリノール水和物など。

石鹸により影響を受けるもの
ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩など。

殺菌力発揮のために諸条件を満たす
正確なpH、濃度、接触時間、温度(20℃以上が望ましい)などの管理をして使用する。

pHにより影響を受けるもの
次亜塩素酸ナトリウムは、中性~弱アルカリ性ですが酸性で殺菌力強く、アルカリ性で殺菌力減弱。

pHにより影響を受けるもの
ベンザルコニウム塩化物は、中性~弱アルカリ性ですがアルカリ性で殺菌力強く、酸性で殺菌力減弱。

消毒薬の特性に応じ適切な保存、間隔で使用
保存容器、噴霧器内で微生物が繁殖しないよう交換時には容器も清潔にし注ぎ足し保管は禁止とする。


弊社が行う消毒方法です。


科学的消毒法

物理的消毒法

滅菌法


弊社の技術・強み・知見

column   消毒剤の毒性
代表的なアルコール系エタノールについて
誰もが入手できる最も身近なものであり医薬品として認められている消毒剤です。人の肌に触れても問題ないとされています。 しかし、はっきり言いますが全ての消毒剤は毒です。毒を以て毒を制すの毒です。いくら安全だとされているものでも人によります。過信してはなりません。
経口中毒では急性アルコール中毒、肝機能障害などがあります。更に危険なこととして引火性液体であること。本来、テーブルを拭いたりする消毒剤ではありません。用途が違うのです。

厚労省の安全データシート エタノール pdf

次亜塩素酸ナトリウム
口腔、咽頭、食道、胃粘膜の障害、さらに呼吸困難など
これも誰もが使ったことがある代表的なものです。一般的にはハイター(漂白剤)として有名です。でもこの次亜塩素酸ナトリウムも問題は皆無ではないことだけは知って使うべきです。ノロウィルスにも効果があるとして手洗いに使ったり体に吹きかけている人がいるようですが間違いです。お止め下さい。ノロには効果がありますが使い方が間違っています。

厚労省の安全データシート 次亜塩素酸ナトリウム pdf

噴霧用に開発された消毒剤など存在しません!

しかし、状況により噴霧が必要になることが多々あります。燻蒸噴霧に近い場合もあります。公的機関(研究所)からは本来推奨されないことなのですが私たちは必要であると判断した場合は危険性も理解し安全対策を施して作業致します。
弊社が消毒剤、電解水を自社工場で生産しているのも基準を満たした正しい効果のある薬剤を使用するためと安全性を確保するためです。

さらに技術的なことを申しますと消毒剤をただスプレーで吹きかけるだけでは効果がありません。効果を得るには噴霧の方法があるのです。弊社では消毒剤の使用は防疫施行士のみが行うことにしております。経験と技術です。


私たちの失敗  次亜塩素酸水 使い方に注意! pdf/  次亜塩素酸水 紛い物に注意! pdf

上のPdfファイル「次亜塩素酸水 使い方に注意!」にうがいについての記述があります。各歯科医師会の協会があり次亜塩素酸水の適正使用が寄稿されています、御覧下さい。日本口腔機能水学会(外部リンク

厚労省 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料 pdf

食品安全委員会 添加物専門調査会 添加物評価書 次亜塩素酸水 pdf

帯広畜産大学 新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の不活化効果を証明(外部リンク)

北大研究グループ発表 プレスリリース 次亜塩素酸水のウイルス不活化(外部リンク)

米国環境保護庁(EPA) 新型コロナウイルスに対する消毒推奨剤に次亜塩素酸(hypocholorous acid)(外部リンク 英語)

岡山大学医学部 次亜塩素酸水吸入による血液一般及び生化学値に及ぼす影響、安全性の確認(外部リンク)

次亜塩素酸水の有効性
次亜塩素酸水は、厚労省が認める殺菌料、食品添加物ですので製造方法、pH、ppmの範囲も決められており、それ以外のものは次亜塩素酸水以外となり本来、次亜塩素酸水と謳うことすらできません。
しかし、まがい物が多く出回っており、そのまがいもの商品で有効性の実験をしても意味がありません。上に示したようにそれらは次亜塩素酸水ではありませんので。
ところがこのような間違いにも気づかないである団体が2020年に新型コロナに対し効果がないと間違った発表をし物議を醸しました。今では発表したところも効果を認めていますが。
上に示した北大、帯広畜産大は、正規品で実験をしておりますので正しく有効性が認められております。

下に次亜塩素酸水の正しい認識、基準を謳った協会のリンクを掲載致します。御覧下さい。

消毒剤は状況に応じた適切なものを選択し、使用する方法が大事です。効果が全然違います。


弊社では札幌市内及び近郊の歯科医院の定期消毒をさせて頂いておりますが、下駄箱でスリッパの紫外線殺菌が行われている医院の多いことが分かりました。
注意すべきは次亜塩素酸ナトリウム水溶液・次亜塩素酸水は紫外線と熱で効果を失います。 保存もそうです。直射日光に一日さらされと90%の有効塩素を失います。

ハイターなどのメーカー商品別による濃度違い 希釈率 pdf


このページをご覧になれば消毒剤至上主義がいかに危ういものかがお分かりだと思います。
感染症の原状回復、原状復帰には、弊社が推奨する材料と方法の<清掃 + 洗浄 + 消毒> がセットでなければならないかがお分かりいただけると思います。
感染症の現場、特にアウトブレイク の現場では好い加減な作業では作業者の人命、さらに二次感染を招きかねません。
さらに不適切な使用方法と基準を満たしていない消毒剤の問題は 定期消毒 をご覧ください。

弊社の技術・強み・知見

column   電解水pH、ppm試験、金属腐食テスト
化学物質を扱う私たちは、SDS(安全データシート)の確認を行い化学物質の危険、有害性を把握し作業を行います。

現在、弊社で多く使用する消毒剤は自社製造(電解槽による生成)品、厚労省認可の食品添加物、殺菌料、電解水です。
厚労省の指定殺菌範囲(有効塩素濃度ppm、pH)の合格品であることが弊社基準です。塩素の低濃度化と高い殺菌効果を実現致しました。さらににを行っております。 従来の塩素系消毒剤と比較すると格段に金属腐食性、漂白性、塩素臭が軽減されております。pHは塩素ガス発生を防ぐ安全範囲です。有効塩素濃度、pH合格品のみ使用致しております。
新型コロナの発生依頼、特に精密機器の多い金融業界からの問い合わせ、依頼も多数頂戴するようになりました。
この消毒剤と専用機器があってはじめて二次感染を防ぐ消毒が実現できると考えています。あくまで弊社の使用が目的ですので非売品です。

消毒作業の料金はこちらから 料金

弊社の技術・強み・知見

column   オゾンは注意!
オゾンは殺菌力が高い分、わずかな量でも人体への影響があり懸念されています。
独立行政法人 国民生活センター オゾン発生器調査1(外部リンク)
独立行政法人 国民生活センター オゾン発生器調査2(外部リンク)
日本獣医師会  オゾン脱臭に伴う危険性について(外部リンク)
KALMOR 脱臭作業に関するよくあるご質問  オゾンについて(外部リンク)


清掃・洗浄 <  > 臭気

ページのトップへ戻る