消臭剤
化学物質過敏症 Chemical Sensitivity それを CSと表しますが、近年、過敏症になる方が増加しています。
化学物質
消臭剤、芳香剤、柔軟剤、除菌剤、合成洗剤、殺虫剤、ヘアカラー剤、溶剤、園芸用農薬等日常に化学物質が溢れています。日々、それらに触れていて問題が無かったのに、突然発症するのです。過敏症は人間の体が持つ防御反応のひとつですので誰にでも起こり得るのです。
では化学物質がどのように体内に蓄積されるかといいますと呼吸による吸入です。
この毒物を食べたとしても肝臓が解毒しますが、吸入は肺から血液に取り込まれることによって全身に回ってしまうのです。
吸入しやすいものと考えますと消臭剤を筆頭にヘアカラー、シャンプー、石鹸、柔軟剤あたりでしょうか。
私たち業者も薬剤の使う前のパッチテストや化学物質の使いすぎを考える必要があるようです。
消臭作用の分類とメカニズム
※ 表は横スクロールができます。
分類 | 原理 | 代表される成分 | 長所短所 |
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物理的消臭 物理的吸着 | 多孔性物質表面に臭気成分を吸着 | 活性炭 シリカゲル ゼオライト等 | 悪臭の種類に関係なく吸着 再利用でき安全性が高い 許容量を超えると吸着しない |
物理的消臭 化学的吸着 | 臭気成分を化学結合により吸着 | ||
化学的消臭 中和反応 酸化還元反応 | 化学反応で臭気成分を無臭化 | 有機酸、木酢液 オゾン 両性界面活性剤 | 経時変化しやすい 安定性困難 |
化学的消臭 包接作用 | ポリフェノール結合の立体構造内部に補足 | 植物抽出 | |
生物的消臭 微生物 | 臭気成分を微生物が分解 | 微生物 | 効果の持続性が高い 根本から分解消臭する コスト高 pHと温度湿度に左右される 不安定 |
感覚的消臭 マスキング | 強い香りで被覆 | 香料 植物油等 | 分かりやすい 悪臭成分は残存 |
臭気指数
悪臭防止法で特定さている悪臭物質は、濃度及び臭気指数で規制されています。 臭気指数の測定は、法律で国家資格を持った臭気判定士が行うことになっております。 公に発表することもそうです。無資格ではできません。
自治体に陳情、申請するような場合。河川、巨大な工場などの臭気測定、悪臭対策は弊社では出来ません。弊社には臭気判定士はおりませんので外注の必要があります。弊社で行う消臭は小規模工場、生活空間などが中心です。
弊社の技術・強み・知見
column 禁止事項!
私たちの消臭作業で微粒子噴霧は行いません。散布・塗布に留めております。 業務用の消臭剤は、粒子が細かくサージカルマスク程度では吸入を防ぐことができません。
サージカルマスクを使用し消臭剤を噴霧した後、直ぐに呼吸に影響が出ます。 息苦しくなるのです。 消臭剤はこのように確実に肺にもダメージを与えるのです。
例えば防水剤を過剰に吸い込むと肺がコーティングされて呼吸ができなくなり死に至ります。同じことです。
もちろん、私たちは業者ですので防護具も完全ですが一般の方は持っていません。 正しい知識と適切な使用法と安全保護具の使用ができなければ使ってはいけないものなのです。